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無溶剤系ポリエチレンコンパウンド「LC-084」の紹介

LC-084
ー 無溶剤系ポリエチレンワックスコンパウンド ー

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特徴

・枚葉オフセットインキ用来摩擦コンパウンド
・植物油ベースの無溶剤系コンパウンド
・インキへの添加によるタック低下が少ない(硬口インキへの添加が可能)
・初期及び経時の耐摩擦性が良好
・併用するPTFE系コンパウンドの添加量低減が可能
・標準添加量は3〜5%

製品情報

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使用原料収載状況

この製品に使用している原材料は、すべてTSCA(米国)、EINECS(EU)、DSL(カナダ)、AICS(オーストラリア)、現有化学物質名録(中国)、ECL(韓国)、PICCS(フィリピン)、に収載されております。

 LC-084の耐摩擦性試験   

1、目的

インキにLC-084を添加し、耐摩擦性を確認する。

2、実験

下記試験を行い、ブランク(未添加品)と比較を行う。

【試験内容】
 ・添加量の違いによる耐摩擦性への影響(3%、5%)
 ・経時による耐摩擦性への影響(展色4時間後、24時間後、72時間後)
 ・紙種の違いによる影響(アート紙、コートボール紙、マットコート紙)【実験方法】
 (1)コンパウンド評価用紅インキ(耐摩擦性コンパウンド無添加)にLC-084を所定量添加し、ヘラで混合する。
 (2)RIテスターを用いて、2分割ゴムロール、インキ量0.150ccの条件で、各々の紙に展色する。
 (3)展色後、所定の大きさに展色物を切り、所定の時間に学振型摩擦試験機に仕掛ける。
 (4)耐摩擦性試験条件は以下の通りとする。なお、当て紙は上質紙を使用する。
  ・4時間後:500g荷重×10回往復
  ・24時間後:1000g荷重×10回往復
  ・72時間後:1000g荷重×10回往復

実験結果

実データは次項参照。

耐摩擦性試験結果及び展色見本  

【展色条件】
2分割ゴムロール、インキ量0.150ccでマットコート紙に展色。
【耐摩擦性試験】
展色4時間後、24時間後、72時間後に学振型試験機に仕掛け、それぞれ条件下で試験を行った。当て紙は上質紙を使用した。

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【展色条件】
2分割ゴムロール、インキ量0.150ccでアート紙に展色。
【耐摩擦性試験】
展色4時間後、24時間後、72時間後に学振型試験機に仕掛け、それぞれ条件下で試験を行った。当て紙は上質紙を使用した。

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【展色条件】
2分割ゴムロール、インキ量0.150ccでコートボール紙に展色。
【耐摩擦性試験】
展色4時間後、24時間後、72時間後に学振型試験機に仕掛け、それぞれ条件下で試験を行った。当て紙は上質紙を使用した。

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【展色条件】
2分割ゴムロール、インキ量0.150ccでコートボール紙に展色。
【耐摩擦性試験】
展色4時間後、24時間後、72時間後に学振型試験機に仕掛け、それぞれ条件下で試験を行った。当て紙は上質紙を使用した。

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【展色条件】
2分割ゴムロール、インキ量0.150ccでマットコート紙に展色。
【耐摩擦性試験】
展色4時間後、24時間後、72時間後に学振型試験機に仕掛け、それぞれ条件下で試験を行った。当て紙は上質紙を使用した。

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【展色条件】
2分割ゴムロール、インキ量0.150ccでマットコート紙に展色。
【耐摩擦性試験】
展色4時間後、24時間後、72時間後に学振型試験機に仕掛け、それぞれ条件下で試験を行った。当て紙は上質紙を使用した。

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